鈴鹿1000kmでの2位表彰台獲得が光る
この年のドライバーラインナップは、チーム国光3年目を迎える細川慎弥と、F1にも参戦していた井出有治の組み合わせ。
開幕戦鈴鹿では9位スタートから追い上げを目指したが、レース途中で他車に追突されてコースアウト、ポジションを大きく落として、最終的には13位フィニッシュ。第2戦岡山では予選7位、決勝9位に終わったが、続く第3戦富士では6番手スタートから井出が好走、一時は3番手まで順位を上げ、細川にバトンタッチ。細川も一時2位までポジションアップしたが、残り5周というところでスピン。何とかコースに復帰して、4位でチェッカーとなった。
そして、第4戦セパンでは予選10位のポジションから追い上げ、決勝では5位入賞を果たした。第5戦菅生でも2戦連続の5位入賞となった。
続く第6戦鈴鹿1000kmでは第3ドライバーとして松浦孝亮を起用、3人体制でレースを戦うことに。RAYBRIG NSXは予選から速さを見せ、予選でトップタイムをマークしていたものの、エンジン交換のペナルティで10グリッド降格となり、11番グリッドからのスタートとなった。
長丁場のレースでRAYBRIG NSXは着実にポジションを上げ、レースが半分を過ぎる頃には2番手にまで浮上。最後の最後までトップを追いかけ続け、最終的には2位表彰台獲得を果たした。
第8戦オートポリスでも上位争いの食い込むいいレース展開を見せたが、最終ラップでのアクシデントがペナルティと判定され、9位となった。
最終戦富士はエンジントラブルのため、リタイアとなり、最終的にはランキング11位でシーズンを終えた。