第1戦 岡山国際サーキット
公式予選 3月31日(土) | 決勝レース 4月1日(日) |
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RAYBRIG HSV-010、開幕戦岡山で快心のアタック!
オフシーズンから精力的にテストをこなし、ポテンシャルアップを続けてきたチーム。あとは初戦でコンビ結成3年目となる伊沢拓也と山本尚貴のふたりがどのようなパフォーマンスを披露するかが気になるところだ。中でも、エースドライバーの伊沢は、「テストでの十分な手応えを得ることができた」と確固たる自信を見せており、シリーズ戦のコンビ初優勝実現にも期待が高まる。
土曜の早朝には本降りの雨模様となり、公式練習もウェットコンディションでスタート。しかも気温が低く、肌寒い中での走行となった。時間を追うごとにうす曇から晴れ間が見えるようにはなったものの、時折風を伴って雨が降るなど、不安定な状況だったため、クルマや路面状況などの確認に徹した。
なお、今大会の予選はノックアウト方式が採用されているが、その内容が去年から一新。Q1、Q2、Q3で徐々に出走台数を減らして最終順位を確定するのは同じだが、セッションそれぞれひとりのドライバーが出走し、アタックを担当することになった。さらには連続して出走することが禁じられたため、最後のQ3まで駒を進める場合は、自ずとQ1とQ3を同じドライバーが担当する。この結果、去年よりもドライバー両名による好走が求められることになった。
GT500のノックアウト予選・Q1は午後2時45分にスタート。15台から11台へと選抜される15分間のセッションとなる。開始直前、GT300のアタックが終了間際になって通り雨となり、あっという間にコースを打ち付ける激しい雨へと変えてしまった。
ウェットコンディション下でのタイヤ選択が難しく、どのタイミングでピットインし、タイヤ交換を行うかはチームの判断次第。落ち着かない状況の中、アタックを担当した伊沢は9番手となる1'31.988のタイムでセッションをクリア。Q2に挑む山本にステアリングを委ねた。
Q2は午後3時30分から10分間のセッションで実施。雨が上がり、日差しは戻ったが、吹く風は冷たく、強い。しっかりとタイヤを温めてアタックに入った山本は徐々にタイムを削り、終了間際に1'23.539の好タイムをマーク。これが2番手となり、チームはQ3へと駒を進めることに成功した。
決勝のグリッドを決定するQ3は午後4時5分にスタート。気温8度、路面温度15度という厳しいコンディションではあったが、伊沢は翌日のスタートを意識し、ハードタイヤを選択。アタックへと向かった。10分のセッション中盤、暫定トップタイムをマークした伊沢だが、終盤に入ると、タイムアップするライバルも増えてくる。負けじと伊沢もさらにタイムアップ。結果、1'22.588のタイムで2番手へと浮上! 「ほんの僅かな差だけにとても悔しいが、明日のスタート次第では勝てるチャンスがあるので、頑張るだけです」と伊沢が言うように、No.100 RAYBRIG HSV-010は今シーズンの開幕戦を2位、フロントローからスタートを切ることになった。
公式予選結果
Po | No | Machine | Driver | Q1 | Q2 | Q3 | Tire | WH |
1 | 38 | ZENT CERUMO SC430 | 立川 祐路 | 平手 晃平 | 1'27.834 | 1'23.771 | 1'22.572 | BS | |
2 | 100 | RAYBRIG HSV-010 | 伊沢 拓也 | 山本 尚貴 | 1'31.988 | 1'23.539 | 1'22.588 | BS | |
3 | 36 | PETRONAS TOM'S SC430 | 中嶋 一貴 | L.デュバル | 1'31.860 | 1'23.452 | 1'22.705 | BS | |
4 | 23 | MOTUL AUTECH GT-R | 本山 哲 | M.クルム | 1'31.215 | 1'23.716 | 1'22.965 | BS | |
5 | 1 | S Road REITO MOLA GT-R | 柳田 真孝 | R.クインタレッリ | 1'30.978 | 1'23.548 | 1'23.027 | MI | |
6 | 18 | ウイダー HSV-010 | 小暮 卓史 | C.ヴァン・ダム | 1'32.213 | 1'23.882 | 1'23.464 | BS | |
7 | 8 | ARTA HSV-010 | R.ファーマン | 小林 崇志 | 1'32.031 | 1'23.612 | 1'23.537 | BS | |
8 | 19 | WedsSport ADVAN SC430 | 荒 聖治 | A.クート | 1'28.343 | 1'24.218 | | YH | |
9 | 6 | ENEOS SUSTINA SC430 | 伊藤 大輔 | 大嶋 和也 | 1'31.370 | 1'24.242 | | BS | |
10 | 32 | EPSON HSV-010 | 道上 龍 | Yuhki Nakayama | 1'30.212 | 1'24.279 | | DL | |
11 | 12 | カルソニックIMPUL GT-R | 松田 次生 | J-P.オリベイラ | 1'31.218 | 1'41.036 | | BS | |
12 | 39 | DENSO KOBELCO SC430 | 脇阪 寿一 | 石浦 宏明 | 1'32.624 | | | MI | |
13 | 17 | KEIHIN HSV-010 | 金石 年弘 | 塚越 広大 | 1'32.881 | | | BS | |
14 | 24 | D'station ADVAN GT-R | 安田 裕信 | B.ビルドハイム | 1'35.106 | | | YH | |
- | 35 | KeePer Kraft SC430 | 国本 雄資 | A.カルダレッリ | | | | BS | |
天候:晴/雨 | コース:ドライ/ウェット