公式予選 8月9日(土) | 決勝レース 8月10日(日) |
SUGOで掴んだ着実な手応え。第2戦のリベンジに臨む
SUPER GTの2014年シーズンもいよいよ後半戦。例年9月に開催されていた富士スピードウェイでのレースが今年は8月に移り、夏休みの一戦として開催される。ゴールデンウイークに開催された第2戦同様、多くのファンで賑わいそうなレースだ。ただ、今回は第2戦と異なり、レース距離は通常のレース同様300km。第2戦とはまた少々違った戦い方となる。
TEAM KUNIMITSU、そしてHondaにとって、ゴールデンウイークの第2戦は悪い意味で忘れがたいレースとなった。今季からの新規定に沿って導入されたHonda NSX CONCEPT-GTは、同様に今季から導入されたターボエンジンの熱害に苦しめられ、第2戦富士では相次いでストップを喫してしまった。また、熱害のため思うようにエンジンのパフォーマンスを発揮できず、速さの面でもライバル勢に先行されてしまったのだ。
しかし第3戦、第4戦を経てHonda NSX CONCEPT-GTは大きな改良を受けた。その甲斐あって第4戦SUGOでは積極的なレース運びをみせ、速さの面でもトップクラスに。特にウエットとなった予選ではRAYBRIG NSX CONCEPT-GTが小暮卓史の手により快走。予選2番手、今季初めてのフロントロウを獲得し、Hondaファンを喜ばせた。
不安定な天候となった第4戦の決勝では、他陣営同様なかなか戦略に恵まれず持ち前の速さを活かすことができなかったが、迎える第5戦こそRAYBRIG NSX CONCEPT-GTにとってチャンス。これまで培ってきた車体のセットアップも進み、大いにポテンシャルを解き放つ時が来たのだ。
富士スピードウェイはご存知の方も多いと思うが、1.5kmのロングストレートが予選の速さ、決勝の戦いに大きな影響を及ぼす。Honda NSX CONCEPT-GTの本来のロードラッグ仕様の空力パッケージも、ここで真価が問われることになる。すべての歯車がかみ合えば、上位進出は堅い。ファンの皆さんもぜひサーキットで、RAYBRIG NSX CONCEPT-GTに熱い声援を送って欲しい。