公式予選 11月15日(土) | 決勝レース 11月16日(日) |
相性のいいサーキットで、今季の有終の美を目指す
いよいよ2014年のSUPER GTも最終戦を迎える。舞台は毎年恒例、栃木県芳賀郡茂木町にあるツインリンクもてぎだ。今季初開催となったタイ、ブリーラムのチャン・インターナショナル・サーキットでのレースを終えたRAYBRIG NSX CONCEPT-GTは長い船旅を終え帰国し、第8戦に向けて準備が進められている。
そんなタイでのレースで、小暮卓史と武藤英紀が駆ったRAYBRIG NSX CONCEPT-GTは、決勝レースで粘りの走りをみせ8位入賞を獲得。今季5回目のポイントゲットを果たした。とは言え、シーズン当初に掲げた高い目標には現在まだ届いていない。チャンピオン争いの権利なく最終戦を迎えてしまった2014年シーズンは、小暮にも武藤にも、もちろんチームにとっても不本意と言える内容だ。迎える最終戦、その溜まった鬱憤を晴らす結果が求められる。
第8戦の舞台、ツインリンクもてぎはHondaのホームコースのひとつ。ストレート区間とタイトなコーナーが組み合わされたコースレイアウトにより、世界屈指とも言えるほどブレーキに厳しいコースと言われている。今季、SUPER GT500クラス車両はカーボンブレーキが採用されているが、もてぎの各コーナーではそのブレーキが真っ赤に焼ける様子が堪能できるだろう。
もちろん、ブレーキングに厳しいということは、ブレーキ時の姿勢や加速等、しっかりとしたセットアップを行わなければ望む結果にはなかなか手が届かない。今シーズンここまで培ってきたチームの総合力が問われていくだろう。
また、今回のレースの特色のひとつとして、全車のウエイトハンデがゼロになることも挙げられる。SUPER GTでは近年、チャンピオン争いを盛り上げるために最終戦ではハンデがゼロになるが、今回GT500ではまさに“ガチンコ勝負”。だからこそこのもてぎでの好成績には価値があるのだ。
TEAM KUNIMITSUにとって、このツインリンクもてぎは過去に多くの勝利を飾った非常に相性のいいサーキットでもある。最終戦を表彰台で飾り、良い形で2015年シーズンへ繋げるためにも、多くのファンの皆さんの熱いサポートを是非お願いしたい。