公式予選 6月20日(土) | 決勝レース 6月21日(日) |
シーズン序盤の締めくくりは表彰台で!
SUPER GTシリーズ第3戦の戦いは、日本を離れてタイへと舞台を移す。
タイの首都バンコクから北東におよそ400kmに位置するブリーラム県にある「チャン・インターナショナル・サーキット」でのシリーズ戦は今年で2度目。
チームクニミツは富士での悔しさを払拭するためにも、力強い戦いを見せようとチャンスを狙う。
梅雨入りを迎えた日本と異なり、灼熱の暑さが待ち受けるタイ戦。
昨年は、完成間もないサーキットのこけら落としとしてSUPER GTの一戦が開催され、タイのモータースポーツファンに迫力あふれるGTバトルを披露した。
チームにとって2年目のタイ戦だが、山本尚貴&伊沢拓也のコンビで戦うのは初めて。
しかしながら東南アジア特有の気候の中でのレースは、かつてマレーシア・セパン戦でコンビとして経験済み。
平常心で戦いに挑むことこそが重要なポイントのひとつでもあるといえるだろう。
前回の富士戦では、クルマのハード面でのトラブルが重なり、結果を残せずに終わったチームクニミツ。
だからこそ、ここタイでの一戦はなんとしても好成績、ずばり表彰台に上がることを必須条件として戦うことを第一目標としている。
タイ戦はシリーズ戦序盤の締めくくりにあたる一戦であり、ここで大量ポイントを計上できれば第4戦に向けて課せられるウェイトハンディ分が50kgを越えることになり、その相当分を燃料流量リストリクター径の調整に置換することができるためだ。
一方で、岡山と富士で上位入賞車が異なったことでライバルチームは増えたが、それはまだ似通った条件での戦いが可能だということでもある。
その中で、確実、着実な戦いと結果を残すことが、ライバルを出し抜くことにつながると言えるだろう。
エスケープゾーンが広く、ついアグレッシブな走りになりがちな危うさをを持つレイアウトを持つサーキットでの一戦は、国内レースよりも不確定要素が高い。
不可抗力にも怯まない強さと冷静さが求められるのは言うまでもない。