STANLEYTEAM KUNIMITSU

RACE 2017 SEASON

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ROUND2 FUJI GT 500KM RACE

第2戦 富士スピードウェイ

公式予選 5月3日(決勝レース 5月4日(
QUALIFYINGRACE
持ちうる力を存分に発揮し、6位入賞



 今シーズン2戦目の戦いとなったNo.100 RAYBRIG NSX-GTは、予選9番手から躍進を果たし6位でフィニッシュ。次につながる戦いを繰り広げた。

 迎えた決勝日。前日よりも青空が広がるサーキットには多くの観客が集まり、朝早くから賑わいを見せた。決勝スタートは午後2時10分。まず県警の白バイ、パトカーに先導されてパレードランを行い、翌周にフォーメーションラップがスタート。いよいよ500km、110周にわたる戦いが幕を開けた。

left right


No.100 RAYBRIG NSX-GTのスタートドライバーを務めたのは、山本選手。予選9番手から即座に戦闘モードへと突入。4周目の1コーナーで2台をかわし、7番手に躍り出る。その後も猛追の姿勢を崩さず、安定したペースで周回を重ねていく。なお、今回のレースフォーマットでは、ルーティンワークとして2度のピットインが必要。山本選手は後続との差を広げ、ひたすら前を追う走りに徹し、逆転の好機を伺った。一方、33周を過ぎるとトップ争いの車両が立て続けにピットイン。これを追うように、No.100 RAYBRIG NSX-GTも35周終了でピットへと車両を戻した。



待ち構えたスタッフが手早く作業を済ませ、伊沢選手をコースへと送り出し、セカンドスティントがスタート。ちょうどこのほかの上位陣も似通ったピットインしており、しばし落ち着かない状況だったが、再び膠着状態に入ると、No.100 RAYBRIG NSX-GTは6番手で後半戦へ向かい、2度目のルーティン作業を73周終了時に行った。



2度目のドライブとなった山本選手。ポジション争いを繰り広げる中、1分31秒台前半のタイムをコンスタントに刻み続け、申し分のないレース運びを見せる。だが、終盤に入ると前後車両との間隔が広がり、攻防戦を繰り広げるまでには至らず。一方で、山本選手はチェッカーまでハイペースをキープする好走を披露。結果No.100 RAYBRIG NSX-GTは、今季初入賞となる6位フィニッシュを果たすこととなった。

第3戦オートポリスは、事前のタイヤテストでの走行データもあり、レースへの準備にも大いに期待が持てる。第2戦を終えた現時点ではレクサス勢の台頭が目立っているが、シーズン序盤でその勢いに待ったをかけるべく、ホンダ勢の一台として逆襲の狼煙を上げたいところだ。


◎高橋国光総監督
両ドライバーが完璧な仕事をしてくれました。 また、今季から我々と一緒に仕事をすることになったATJのみなさんが、今回の富士で見事な仕事振りを披露してくれました。特にピット作業が素晴らしかったですね。 今回は、懸念だったタイヤの問題もなく、あとはクルマとしてのポテンシャルがさらに良くなればもっといい戦いができると思います。 総合力でしっかりと戦えた一日でした。大変嬉しく思います。




◎山本尚貴選手
決勝に向け、クルマのセットを見直したというよりも、もともと岡山の決勝の時点から手応えはあったので、チームがその延長線上でここに合わせたセットアップを準備してくれました。
その確認をウォームアップ走行で行いましたが、とても調子が良く、今回も手応えを持って決勝に挑みました。レースが始まると、思ったほど周りに対して劣っている感じもなく、ペースも良かったと思います。とはいえ、6位という結果に満足はできません。
でも、今の僕たちが置かれている状況を見れば、6位という結果は、敢えて言うなら力を出し切れたかなとは思います。ちょっと時間はかかっていますが、ここからの積み重ねが非常に大事になってくると思うし、応援してくださっている皆さんには待たしてしまって申し訳ないのですが、辛抱強くこの体制で勝てるように頑張っていきたいと思います。
これまでの富士戦を振り返っても、今日はいい戦いができたと思います。

◎伊沢拓也選手
開幕戦ではきちんと走れなかったのですが、富士では、できることはすべてやれたと思います。
これ以上の結果はなかったと思う反面、トップとは結構離されているので、この現実をしっかり受け止める必要もありますね。ただ自分たちとして、新しいチーム体制の中で一歩一歩進んでいるという確信はあるし、岡山で走っていないので、今回が今季初レースみたいなものでしたが、そこでミスなく戦い抜けたのは良かったと思います。
レース中のピットインのタイミングなどは、ほぼ最初の戦略どおり進めることができたし、きちんと戦えたので、あらためてここからスタートを切っていきたい。次のオートポリスでは今日よりもいい結果を狙っていきたいですね。

決勝レース結果

Po No Machine Driver Time/Diff. Laps Best Lap Tire WH
1 38 LEXUS TEAM ZENT CERUMO 立川 祐路 石浦 宏明 2:52'28.925 110 1'30.588 BS 16
2 6 LEXUS TEAM LEMANS WAKO'S 大嶋 和也 アンドレア・カルダレッリ 4.797 110 1'30.944 BS 30
3 37 LEXUS TEAM KeePer TOM'S 平川 亮 ニック・キャシディ 25.196 110 1'30.986 BS 40
4 23 NISMO 松田 次生 ロニー・クインタレッリ 31.792 110 1'30.982 MI 8
5 36 LEXUS TEAM au TOM'S 伊藤 大輔 ジェームス・ロシター 33.567 110 1'30.480 BS 12
6 100 TEAM KUNIMITSU 山本 尚貴 伊沢 拓也 35.071 110 1'30.733 BS  
7 1 LEXUS TEAM SARD ヘイキ・コバライネン 平手 晃平 51.376 110 1'30.500 BS 22
8 17 KEIHIN REAL RACING 塚越 広大 小暮 卓史 55.931 110 1'31.485 BS  
9 8 AUTOBACS RACING TEAM AGURI 野尻 智紀 小林 崇志 1'11.115 110 1'31.518 BS 2
10 19 LEXUS TEAM WedsSport BANDOH 関口 雄飛 山下 健太 1Lap 109 1'31.230 YH 10
11 46 MOLA 本山 哲 千代 勝正 1Lap 109 1'31.731 MI  
12 24 KONDO RACING 佐々木 大樹 ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ 2Laps 108 1'31.808 YH 2
13 64 NAKAJIMA RACING ベルトラン・バゲット 松浦 孝亮 4Laps 106 1'32.133 DL  
14 12 TEAM IMPUL 安田 裕信 ヤン・マーデンボロー 9Laps 101 1'31.805 BS 6
15 16 TEAM MUGEN 武藤 英紀 中嶋 大祐 17Laps 93 1'32.193 YH 4

天候:晴 | コース:ドライ
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