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2024 SUPER GT

2023 SUPER GT

勇往邁進で挑み続けたシーズン。来季こそ、ニューマシンでタイトル奪取を!

 チームクニミツの2025年シーズンは、小さな変化をもって幕を開けた。ドライバーはコンビ6年目となる山本尚貴、牧野任祐両選手という不動の布陣。その一方で、戦闘車両となるNo.100 STANLEY CIVIC TYPE R-GTのメンテナンスを株式会社ホンダ・レーシング(HRC)が手掛けることになった。目標は、当然のことながらシビックによる初タイトル獲得。チームとしても5年ぶりのタイトルを手にしたいと意気込んだ。

 ホワイトからブラックへのグラデーションをベースカラーにした新たなデザインを纏ったNo.100 STANLEY CIVIC TYPE R-GT。まず、開幕戦岡山では予選と決勝で天候が大きく異なるコンディションでの戦いを迎える。春の陽気に恵まれた予選日。今年から再びノックアウト方式が復活することとなり、Q1の上位10台がQ2へ進出、ポールポジションを競う形に。チームでは山本選手から牧野選手へとバトンが繋がれ、予選3番手を獲得する。決勝では、初戦での優勝に期待が膨らんだが、あいにく天候が悪化。降り続ける雨のなか、レースも荒れた模様となり、不安定な展開に。赤旗を挟んで再開した戦いは一時的にポジションを落とすことにもなったが、ドライタイヤでの走行が可能となった終盤にチャンスが到来する。ポジションアップを目指して怒涛の追い上げを見せていたが、セーフティカー導入に水を差される形となり6位チェッカー。その後、上位2台のペナルティ等が重なった結果、ホンダ勢トップの4位を手にした。

 3時間レースとして開催された第2戦。ゴールデンウィークで賑わいを見せるサーキットで好成績を残したい、と練習走行時から手応えを見せていたNo.100 STANLEY CIVIC TYPE R-GTだったが、予選で速さを存分に発揮できず13番手からのスタートに甘んじた。快晴のコンディションで迎えた長丁場の戦いでは、いかにポジションアップを遂げるか、がポイントになったが、山本、牧野両選手は緻密な戦略に沿ってクレバーな走りを披露。激しい攻防戦を繰り広げ、着実にポジションアップを果たすと、最終局面で3番手まで浮上。粘りある攻めの走りが結実し、シーズン初の3位表彰台を掴み取った。

 第3戦の舞台は日本から海外へ。5年ぶりに復活した戦いは、マレーシア・セパンインターナショナルサーキットで繰り広げられた。セパンでのレースは2013年以来。ウィンターテストでの走行は経験しているものの、牧野選手にとっては初のGTレースでもあった。予選は、Q2進出までにわずか0.07秒差という悔しい11番手となったが、GT公式戦初のナイトレースでは、着実にポジションアップを果たして表彰台を見据えた走りを実現する。だが、レース中に他車との接触があり、これに対してNo.100 STANLEY CIVIC TYPE R-GTにはタイムペナルティ10秒が課されることに。結果、3位でチェッカーを受けたものの最終的には6位に。悔しさが残る戦いとなった。

 第4戦を前にして、No.100 STANLEY CIVIC TYPE R-GTのランキングはホンダ勢トップの4番手。ランキングアップを意識するなか、サマーブレイクを経て迎えた第4戦富士は公式戦初のスプリントレースでの開催となり、山本、牧野両選手がそれぞれ日を改めて出場した。サクセスウェイトもなく、タイヤ交換も行なわない戦いとなったが、No.100 STANLEY CIVIC TYPE R-GTに限らずホンダ勢が苦戦するレースウィークに。初日のレース1を担当した牧野選手は、予選7番手からGT300クラスとともに35周のレースに出走。ポジションアップの好機を狙って周回を重ねたが、大きな変化もなく逆転のチャンスは訪れず。7位チェッカーに終わった。翌日のレース2は、夕方にスタートを切るGT500クラスだけの50分レース。13番手スタートの山本選手は装着するタイヤの特性を活かそうと奮闘したが、タフな状況を打破するまでには至らず。12位でチェッカーを受けた。

 シーズンも後半戦に入り、第5戦鈴鹿は再びサクセスウェイトを搭載しての戦いとなる。Q1突破を果たし、Q2で10番手を得たNo.100 STANLEY CIVIC TYPE R-GTは1ランクダウンの燃料流量リストリクターを装着しての戦いを迎えた。厳しい夏の暑さのなか、予選10番手からの戦いに挑んだが、戦略やレースの展開が味方せず、ポジションキープの走りに徹するという厳しい展開。結果、10位チェッカーに留まることになった。ランキング争いでは依然としてホンダ勢トップは守りつつ、ランキングはライバル勢に先行を許し、8番手となってしまった。

 巻き返しを果たすべく、起死回生で臨んだ第6戦SUGO。不安定な天候の下、雨模様となった予選ではクルマの不調が影響し、15位と苦戦。だが、秋晴れに恵まれた翌日の決勝はチーム一丸となって改善に取り組むと、戦略も味方して大きくポジションアップを果たした。レース後半、赤旗中断を招くマルチクラッシュが発生。およそ1時間後に再開を迎えると、このタイミングで再びポジションアップの好機を得ることになり、果敢な攻めの走りが結実して6位入賞を導いた。また、ランキングも6番手まで浮上し、シーズン終盤に突入した。

 シーズン2度目の3時間レースを繰り広げた第7戦オートポリス。ランキング浮上を狙うNo.100 STANLEY CIVIC TYPE R-GTだったが、雨が絡む不安定なコンディションとなった予選でタイムを伸ばせず12番手に甘んじる。だが、決勝では長時間の戦いを味方にし、緻密な戦略が奏功。山本選手が徹底した燃費走行をやってのけ、また牧野選手も攻めの走りでポジションアップを決めて見せるなど、チームが持ちうる最大限の力を引き出すパフォーマンスを繰り広げた。結果、終盤にトップを奪取すると、その勢いで2位以下に差をつけて逆転勝利を達成。今シーズン初優勝によって、チームは3年ぶりの美酒を味わうこととなった。

 オートポリスでの優勝によってランキングは3位へと浮上、トップとの差も8.5点まで縮めて挑んだ最終戦もてぎ。ホンダのホームコースでシビックでの有終の美を飾りたいと奮い立った。山本選手から牧野選手へと予選を繋ぎ、7番手を獲得。晩秋の穏やかな晴れ模様に恵まれた決勝レースでは、スタートを担当した山本選手が逆転劇を実現すべくタイヤを懸命にマネージメントし、牧野選手へとバトンを渡した。すると、チームは優勝そしてタイトル獲得を目指してタイヤ無交換を敢行。非常に難しいコンディションのなかタフな走りを強いられた牧野選手だったが、表彰台圏内の走りを続ける奮闘で4位でチェッカー。すると、レース後に上位の車両が車検不合格となったため、No.100 STANLEY CIVIC TYPE R-GTは3位に。併せてシリーズランキングも2シーズン連続の2位で2025年の戦いを終えている。

 シビックラストイヤーでのチャンピオン獲得は惜しくも果たせなかったが、ホンダ勢トップとなるランキング2位を手にしたNo.100 STANLEY CIVIC TYPE R-GT。クルマのポテンシャルを引き出す戦いを目指し、つねに勇往邁進で臨むシーズンだったといえる。なお、すでにアナウンスされているが、2026年はニューマシン、ホンダHRCプレリュードGT投入が発表されている。次なる戦闘車両でのシリーズチャンピオン獲得を目標に、気分一新してさらなる高みに臨んでいきたい。

RESULT / REPORT
  • OKAYAMA
  • FUJI
  • SUZUKA
  • FUJI
  • SUZUKA
  • SUGO
  • AUTOPOLIS
  • MOTEGI
GT500 DRIVER RANKING
順位 No. ドライバー Rd1 Rd2 Rd3 Rd4 Rd5 Rd6 Rd7 Rd8 合計
1 1
坪井 翔
山下 健太
20 15 4 17.5 2 2 20 80.5
2 100
山本 尚貴
牧野 任祐
8 11 5 2 1 5 20 11 63
3 38
石浦 宏明
大湯 都史樹
21 3 13 6 8 5 56
4 14
大嶋 和也
福住 仁嶺
16 5 2 10.5 15 4 2 54.5
5 39
関口 雄飛
サッシャ・フェネストラズ
11 6 7 5 15 8 52
6 37
笹原 右京
ジュリアーノ・アレジ
6 4 20 7.5 6 6 49.5
7 23
千代 勝正
高星 明誠
5 3 1 20 5 15 49
8 16
大津 弘樹
佐藤 蓮
9 9 11 3 32
9 8
野尻 智紀
松下 信治
4 2 15 0.5 3 1 5 30.5
10 12
平峰 一貴
ベルトラン・バゲット
8 11 5.5 3 27.5
11 17
塚越 広大
小出 峻
3 8 1 11 3 26
12 3
佐々木 大樹
三宅 淳詞
1 1 4 11 5 2 24
13 64
伊沢 拓也
大草 りき
2 1 1.5 4 15 23.5
14 24
松田 次生
名取 鉄平
0.5 20 1 21.5
15 19
国本 雄資
阪口 晴南
7 4.5 1 6 18.5
GT500 TEAM RANKING
順位 No. チーム Rd1 Rd2 Rd3 Rd4 Rd5 Rd6 Rd7 Rd8 合計
1 1 TGR TEAM au TOM’S 23 18 7 20.5 5 5 1 23 102.5
2 100 STANLEY TEAM KUNIMITSU 11 14 8 5 4 8 23 14 87
3 39 TGR TEAM SARD 14 9 3 10 8 18 3 11 76
4 14 TGR TEAM ENEOS ROOKIE 18 8 5 11.5 18 7 5 3 75.5
5 38 TGR TEAM KeePer CERUMO 23 6 16 9 3 11 7 75
6 23 NISMO 8 6 3 4 23 3 8 18 73
7 37 TGR TEAM Deloitte TOM’S 9 7 23 10.5 3 9 9 70.5
8 8 ARTA 7 5 18 3.5 3 6 4 8 54.5
9 16 ARTA 3 3 2.5 11 11 14 6 50.5
10 17 Astemo REAL RACING 5 2 11 4 14 6 3 45
11 3 NISMO NDDP 2 4 3 7 14 3 7 5 45
12 12 TEAM IMPUL 11 14 8.5 6 2 3 44.5
13 64 Modulo Nakajima Racing 4 2 4 4.5 7 18 3 42.5
14 19 TGR TEAM WedsSport BANDOH 1 2 9 6.5 2 4 9 3 36.5
15 24 KONDO RACING 1 1 3.5 3 23 4 35.5
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