6月下旬に開催された第3戦からおよそ1ヶ月あまり。長いインターバルを経て、真夏の戦いが戻ってくる。来るSUPER GT第4戦の舞台は、静岡・富士スピードウェイ。シーズン2度目の一戦は、SUPER GTのシリーズ戦では初となるスプリントレースにて開催される。
今大会では新たなレースフォーマットが導入されており、レース初日の2日(土)は、GT300クラスとの混走で35周の戦いを、そして3日(日)にはGT500クラスのみで50分間の時間レースを実施する。いわゆるスプリントレースを各日開催するのだが、SUPER GTではエキシビションレースを除いて史上初となる。
決勝はスプリントレースのため、ドライバー交代はなく、1レース1選手での展開。加えて給油もタイヤ交換の義務もない。これまで第2戦以降搭載されてきたサクセスウェイトも適用せず、ノーウェイトでの戦いとなる。つまり、ガチンコ勝負でのスプリントレースだけに、クルマとドライバーの実力だけで挑む真っ向勝負というわけだ。
2日、3日にそれぞれ予選と決勝を実施するため、予選フォーマットも通常のノックアウト方式ではなく、各日担当ドライバーによる10分間の計時予選となる。まさに短期決戦ゆえの難しさやダイナミックな展開が繰り広げられそうだ。加えて、コース上での戦いだけでなく、ふたりのチームドライバーがどちらのレースに出走するかも気になるところ。チームクニミツもそうだが、ライバルチームのラインナップも含めてどういう組み合わせでの戦いになるか、こちらにも注目したい。
レースでの粘り強さ、速さを誇るNo.100 STANLEY CIVIC TYPE R-GTとしては、ノーウェイトのガチンコ勝負を是が非でも味方につけて好成績を目指したい。チーム一丸となってノーミスでの戦いをすることが大前提ではあるが、山本尚貴、牧野任祐両選手による連続表彰台獲得を実現することで、ホンダ勢トップをキープしつつランキングアップを実現させたいところだ。