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予選 9月11日(土) | 決勝 9月12日(日) |
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RACE DATE CIRCUIT WEATHER RESULT |
2021 AUTOBACS SUPER GT Round5『SUGO GT 300KM RACE』 予選:2021年9月11日 決勝:2021年9月12日 スポーツランドSUGO(宮城県) 予選:曇り / ドライ 決勝: 晴れ / ドライ 公式練習:9番手 予選:10番手 決勝:2位 |
9月11、12日の両日、宮城・スポーツランドSUGOにおいて、SUPER GT第5戦SUGO大会が行われ、予選10番手のスタートとなったNo.1 STANLEY NSX-GT(山本尚貴/牧野任祐組)は、チーム戦略を駆使し、ポジションアップに成功。またレース中の度重なるアクシデントによるSCやFCY導入も味方につけ、2位チェッカー。今シーズン2度目の表彰台に立った。
予選日のすっきりしない天気から一転、決勝を迎えたSUGOには清々しい青空が広がった。また、正午過ぎには気温が30度手前まで上がる夏日となった。なお、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点により、昨シーズンは開催が見送られたSUGO。2年ぶりの開催が実現した今シーズンは、5000人を上限に観客がサーキットへと足を運び、リモートでのドライバートークショーはじめ、オールドライバーズアピアランスを楽しんでいた。
午後0時10分から20分間のウォームアップ走行がスタート。気温27度、路面温度41度と前日とは大きく異るコンディションの中、各車レース直前の最終確認を済ませ、ダミーグリッドに整列。午後1時30分のレーススタートを迎える頃には気温29度、路面温度は45度まで上昇し、厳しい暑さの中で84周にわたる戦いが幕を開けた。
だが、フォーメーションラップ2周を終えて隊列が整わなかったため、エキストララップとしての1周を追加。これにより、レース周回数が1周減算されて83周に変わった。
No.1 STANLEY NSX-GTのスタートドライバーは牧野選手。オープニングラップで前のNo.37 Supraをパスして9番手に浮上したが、2台はそのまま攻防戦を繰り広げ、さらには背後のNo.14 Supraとの三つ巴に形を変えてなおもバトルが続いた。また20周を過ぎると前後車両との差が詰まり、集団での走行になるとペースを確保することが難しくなる。そこで、チームでは厳しい状況下で耐える形からの脱却を狙い、ルーティンのドライバー交代が可能となる27周終わりでのピットインを決断。先陣を切る形でピットへ戻った。このとき、No.38 Supraもひと足先にピットインしていたが、No.1 STANLEY NSX-GTはスピーディな作業で山本選手をコースへ送り出すことに成功。38号車より先に復帰を果たした。
これを境に、その後他の車両も次々とピットインを実施。アウトラップから懸命のプッシュを心がけていた山本選手は、タイヤマネージメントに細心の注意を払いつつ、出来得る限りのペースアップを意識し、コースに復帰したばかりでペースアップが難しい車両を次々に逆転しながら周回を重ねていく。これにより、36周終わりでGT500全車両のピットインが終了すると、No.37 Supraとの激しいポジション争いを繰り広げながら37周目には4位まで浮上。一連のルーティンワークを機に、No.1 STANLEY NSX-GTは大きく躍進を遂げることになった。
この時点で、前を走るNo.17 NSX-GTとのギャップは16秒ほど。1周ごとに差を縮める中、45周目にはトップNo.8 NSX-GTにピット作業違反によるドライブスルーペナルティが出され、さらに翌周には最終コーナー立ち上がりでNo.19 Supraが黒煙を上げてスロー走行。エンジン付近から火が上がり、コースのイン側に緊急停止する事態になった。
19号車の消火作業のためにレースはセーフティカーが導入され、さらに51周目にはクラスを分けて隊列を整える作業が行われる。その後、52周の時点でピットレーンがオープンすると、54周にレースがリスタート。8号車がペナルティ消化のピットインをしたことで、No.1 STANLEY NSX-GTは3番手でレース終盤に向かっていく。
各車アクシデントやトラブルなどの不確定要素が立て続けに起こり、慌ただしい状態となる中、さらに63周目に入ったばかりのストレートエンド近くでNo.14 Supraが失速の末にコースサイドで停止。今度はFCY(フルコースイエロー)宣言となる。
翌周には解除の運びとなったが、山本選手はこのタイミングを好機とし、17号車へ急接近。一気に抜き去り、2番手奪取を果たした。この時点でトップはNo.12 GT-R。その差はおよそ4秒だったが、ライバルに先行して実施したピットイン、そして一番厳しいサクセスウェイトという条件下では、もはや逆転は極めて難しい状況。
それでも山本選手は最後の最後まで諦めることなく喰らいつく走りを見せてチェッカー。2位という大きな結果を残すことに成功した。
今回の得点加算によりチャンピオンシップにおけるランキングトップをキープしたNo.1 STANLEY NSX-GT。この結果によってサクセスウェイトは110kgまで増え、次戦オートポリスでは燃料流量リストリクターを3つ落としての戦いとなる。
だが、様々な苦難をもチーム総合力で乗り越える強さを武器に、シーズン終盤へと挑んでいきたい。
搬入日はすっきりとした秋晴れで、うっすら汗ばむほどの好天となったSUGO。だが、予選日は終日薄曇りとなり、気温もほぼ日中は23〜24度と大きな変化がなかった。
また、セッション中の路面温度も同様で、26〜27度に留まり、各チームともクルマとコースコンディションの合わせ込みに腐心することになった。
前回、鈴鹿大会で4位を獲得したNo.1 STANLEY NSX-GT。サクセスウェイトは80kgまで増え、今大会では燃料流量リストリクターを2つ下げ、46kgのウェイトを車載する。アップダウンが激しい中高速のコース特性を持つSUGOゆえに極めて厳しい戦いが予想されるため、チームとしてはミスなく手堅いレースを心がけたのは言うまでもない。
午前9時20分にスタートした公式練習。まず、牧野任祐選手が乗り込みコースイン。セッティングの確認に入るも、早々にピットインを繰り返し、周回するよりもピットにクルマを止める時間のほうが長くなっていく。結局、GT300クラスとの混走時間では20周弱の走行に留まった。その後、GT300クラス専有時間帯に赤旗中断となったことから、GT500クラス専用時間は予定より20分遅れでスタート。この間も山本尚貴選手はステアリングを握ることはなく、牧野選手がマシンチェックを担当し、セッション終盤にチームベストタイムとなる1分11秒247をマークする。結果、No.1 STANLEY NSX-GTはこのタイムによって、総合9番手につけることとなった。なお、練習走行後、コース上では20分間のFCY(フルコースイエロー)のテストを兼ねた走行セッションを実施。最高時速が限定される中ではあったが、山本選手が15周近い走行を担当している。
ノックアウト予選Q1は午後3時3分にスタート。牧野選手がアタッカーとなり、コースイン。タイミングをうまく調整し、挑んだアタックタイムは1分10秒783。
この時点で6番手につけていたが、チェッカー直前に他車が続々とタイムアップ。
結果10番手に留まる。終わってみれば、Q2進出可能の8番手とは僅か0.1秒の差だっただけに悔しさが募るQ1敗退になってしまった。
予選に向けて予定していたメニューを消化しきれぬまま、予選Q1アタックを担当することになった牧野選手。「公式練習中の作業で走行時間を削られてしまい、実際ちゃんと走り出せたのはほぼGT500の専有になってからでした。ただクルマも直って予選のアタックはできたのですが、結果的にQ1落ちになり……」と悔しさをにじませた。「Q1突破を果たした車両とのタイムが僅差だったので悔しいが、明日いい追い上げができるよう頑張りたい」と力を込めた。
また、充分な走行時間を確保できずに終わった山本選手は「トラブルというわけではないのですが、万全を期すためにメンテナンス作業に時間を割きました」と状況を説明しつつ、「決して順調とはいえない公式練習でしたが、燃料リストリクターが絞られていることを考慮しても、順位やタイムは比較的手応えがありました。Q1突破を期待していたので悔しいですが、今年は追い上げるレースをきちんと出来ているので、明日もしっかり追い上げでポイントを獲りたい」と静かに闘志を燃やし、その先にあるチャンピオンシップを優位に進めるためのレースに気持ちを切り替えた。
いよいよ今シーズンの後半戦へと突入するSUPER GTシリーズ。第5戦の舞台は宮城・スポーツランドSUGOとなる。昨シーズンは、鈴鹿サーキット、富士スピードウェイ、ツインリンクもてぎの3サーキットに限定されていたため、2年ぶりにSUGOへGTマシンが戻ってくることになる。
シリーズランキング2位で迎えた前大会鈴鹿戦。予選でライバルに先行を許したチームクニミツだが、決勝では大きく躍進を果たす。ピットインのタイミング、タイヤ選択など機転の効いた戦略で、ドライバーはじめエンジニア、メカニックらがすばらしい働きを披露。着実にポジションアップし、4位でチェッカーをしてみせた。まさに、チームでもぎ取った大きな成果だったといえる。
SUGO戦は80kgまで増えたサクセスウェイトにより、燃料流量リストリクターは2ランク下がる。結果、存分なパワーを得られず、高低差のあるコースを疾走することは正直難しい。仮にウェットコンディションにでもなれば、各車の性能差が若干減る期待も持てるが、これはあくまでも”他力本願”の話。チームとしてまず大事になるのは、事前の準備を入念に行い、レースウィークに入れば各人がベストを尽くし、ミスなく丁寧な仕事を全うすること。タフな状況の中で平常心を保ちつつ手抜かりなく作業を行うことは決して容易ではないが、チャンピオン経験のあるチームとして、これまで培ってきたキャリアを活かした戦いを目指す。
みちのくでの戦いは、厳しい一戦になることは明白。その中でチームの総合力をフル活用し、確実なパフォーマンスを完遂することで、ランキング争いではトップランカーを死守したいところだ。