速報レポート
[掲載日時:2025/10/20]
10月18〜19日に大分・オートポリスでの「AUTOPOLIS GT 3HOURS RACE」に参戦したNo.100 STANLEY CIVIC TYPE R-GT。予選は12番手のポジションに甘んじたが、決勝では他車と異なる戦略をもって長丁場の戦いに挑み、着実にポジションアップを決めていった。2度のルーティンピットインを終えると、トップで終盤を快走。2位以下に大差をつけてチェッカー。大逆転で待望のシーズン初優勝を果たした。
雨が絡む不安定な天候となった予選では、思うようにタイムを伸ばせず苦戦。目まぐるしくコンディションが変化する中でその流れを捉えきれず、Q2への進出を拒まれた。結果、決勝は12番手からの追い上げを期することとなった。
雨が心配されるなかでスタートした3時間レース。第1スティントを山本尚貴選手が担当し、燃費優先での走行に徹した。一方、20周を過ぎるとライバル勢が次々とルーティンのピット作業に取り掛かったが、100号車はステイすることを選択し、GT500車両として一番最後となる40周終わりにピットイン。給油、タイヤ交換、そして牧野任祐選手への交代のすべてを行なった。
なお、今回は3時間レースのため、ピットインの義務回数は2回。牧野選手は第3スティントも担当し、コース上で着実にポジションアップを見せる。ときには激しいつば迫り合いを展開しながら、2回目のピット作業を終えるとついにトップへ躍り出た。
その後は2位以下との差を確実に広げ、トップを死守。緻密な戦略と盤石な走りでノーミスの戦いを完遂し、待望の今シーズン初優勝を果たした。山本、牧野両コンビにおいては、2022年第8戦もてぎ以来の優勝。CIVIC TYPE R-GTでの初勝利を達成することになった。
なお、今回の大逆転優勝によって、No.100 STANLEY CIVIC TYPE R-GTはタイトル争いで3位へと浮上。ランキングトップとの差も8.5点まで縮まることに。近づく最終戦もてぎでは、チームの持ちうる力を最大限引き出し、ホンダのホームコースでの勝利、そしてチャンピオンシップでのタイトル獲得を目指していく。