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予選 4月12日(土) | 決勝 4月13日(日) |
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RACE DATE CIRCUIT WEATHER RESULT |
2025 AUTOBACS SUPER GT Round1 OKAYAMA GT 300km RACE 予選:2025年4月12日 決勝:2025年4月13日 岡山国際サーキット(岡山県) 予選:曇/ドライ 決勝:雨・曇/ウェット・ドライ 公式練習:7位 予選:4位 決勝:4位 |
2025 SUPER GTシリーズがついに開幕。4月12、13日には、その舞台となる岡山国際サーキットにおいて「OKAYAMA GT300km RACE」が行なわれた。No.100 STANLEY CIVIC TYPE R-GT(山本尚貴/牧野任祐)は、予選4位からスタート。決勝は不安定な天候のなかをしぶとく戦い抜き、4位入賞を果たした。
予選日の夜遅い時点から雨模様になった岡山国際サーキット。当初の天気予報は、決勝日の昼までに雨が上がり、次第に天候が回復するというものだったが、実際は午後に向けて時折強い風を伴う本降りの雨となり、上空の大気もかなり不安定な状況だった。
結果、午前11時40分からのウォームアップ走行はレースウィーク初のウェットタイヤを装着してのセッションとなり、どのチームも慌ただしく作業に追われることに。当然ながら、気温、路面温度も一気に下がり、決勝はタイヤを含むトータルパッケージでの仕上がりが戦いの流れを左右すると思われた。
決勝直前のグリッドウォークでは小康状態だった雨は、午後1時10分の号砲を前に再び降り始め、恒例の岡山県警によるパレードラップも中止に。残念ながら、前日の穏やかな日差しとはまったく異なる空模様のなかでシーズン最初の戦いが幕を開けた。
セーフティカー先導によるレースが始まり、5周目からは事実上の戦いがスタート。上位陣が順調にスタートを切るなかで、No.100 STANLEY CIVIC TYPE R-GTのスタートを務めた牧野選手は、すぐさま前方の24号車Zをパス、3位へとポジションアップした。一方、6番手以降の車両による多重クラッシュが2コーナー手前で発生。FRO車両がコースへと向かったが、レースは赤旗となり中断する。午後1時55分には再びSCランにてリスタート、11周目からレースが再開すると、牧野選手はポールポジションから2番手にポジションを落としていた14号車Supraを猛追、逆転を狙って周回を重ねた。
その後もレースはSCやFCYの導入が行なわれるなど、荒れた展開が続く一方、トップ3はそれぞれの間隔が4秒以上開く小康状態となる。また、猛プッシュを続けていた牧野選手も32周目には後続の37号車Supraと17号車CIVICに先行を許すことに。これを受け、チームではライバルに先駆けてのピットインを決断。33周を終えてルーティンのドライバー交代、給油、タイヤ交換を行なった。
この時点でまだ路面は乾いておらず、No.100 STANLEY CIVIC TYPE R-GTの足元には再びウェットタイヤを選択。ところが、作業に思いのほか時間を取られてしまい、コース復帰後は11番手から追い上げを強いられる。レースは50周が近づくなか、大半の車両がドライバー交代を含むルーティン作業を終了。いよいよレース後半へと突入する。
なお、この時点で大半の車両は依然ウェットタイヤを装着していたが、次第に路面が乾き始め、終盤にはドライタイヤでのバトルが予想されるところまで改善。チームはポジションアップを目指し、早めの周にドライタイヤへの交換を計画。55周でピット作業を行ない、山本選手を再びコースへと送り出した。タイヤに熱が入るまでの間は存分なペースもなく、ガマンの走行が続く。だが、次第にウェットタイヤ勢を上回るラップタイムを刻み始めた山本選手は、着実な走りで66周目には6番手までポジションを挽回した。
一方、ほぼ同じタイミングでコースアウトした車両からの失火を受けてFCYが導入されると、その後、68周目にはSCへと切り替わり、再びレースは仕切り直しを迎える。クラス別に隊列を整えると、残り10周でのスプリントレースとしてリスタート。山本選手は前後車両との激し攻防戦を展開したが、ライバルたちより早くタイヤを交換していたために状況は厳しく、後方の39号車Supraが先行した。
ところが、残り1周の時点で前方の2台が接触。うち1台が大きくポジションを落とすこととなり、山本選手は6番手でチェッカー。ようやくタフな戦いに終止符を打った。なお、レース後、上位の車両2台にタイムペナルティ等が課されたため、最終的に、No.100 STANLEY CIVIC TYPE R-GT(山本尚貴/牧野任祐)は4位の結果を手にしている。