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予選 5月3日(水) | 決勝 5月4日(木) |
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RACE DATE CIRCUIT WEATHER RESULT |
2023 AUTOBACS SUPER GT Round2 FUJIMAKI GROUP FUJI GT 450km RAC 予選:2023年5月3日 決勝:2023年5月4日 富士スピードウェイ(静岡県) 予選:晴れ/ ドライ 決勝: 晴れ/ドライ 公式練習:1位 予選:1位 決勝:2位 |
開幕戦とはうってかわり、安定した好天気に恵まれた第2戦富士。霊峰富士も雪化粧を纏った雄姿を見せ、ファンにとってはなによりのレース観戦日和になった。公式練習は午前9時5分にスタート。GT300クラスとの混走枠を経て、最後はGT500専有走行が10分にわたって行なわれた。気温18度、路面温度30度とスタート時はまだ冷たい風も吹くコンディションだったが、セッション終了時には気温21度、路面温度35度まで上昇。チームでは、午後からのノックアウト予選を見据え、セッティング確認や持ち込みタイヤの見極めなど、さまざまなメニューに沿って走行を重ねた。
No.100 STANLEY NSX-GTは、まず山本尚貴選手が乗り込み、持ち込みセットを確認。ピットでの作業を含めて調整を重ねて30分近くドライブし、GT300クラス混走中に牧野任祐選手へとスイッチした。続く牧野選手は山本選手がセットアップしたものを確認しつつ、さらに微調整を重ねていく。また、GT500専有走行時もドライブを担当。アタックシミュレーションでは、クラストップタイムとなる1分27秒629をマークする走りを見せた。
練習走行でトップタイムをマークした牧野選手だったが、フィーリングの向上を目指し、また午後からさらに路気温が上昇することも想定し、コンディションに見合ったセットアップのアジャストが必要と感じていた模様。セッション終了後も時間が許す限り、山本選手とともにエンジニアとのミーティングを重ねていた。
ノックアウト予選は午後3時48分にスタート。気温20度、路面温度35度というコンディションのなか、山本選手がQ1を担当する。タイミングを見計らい、アタックに向かった山本選手。計測5周目に1分27秒459をマークして暫定6番手につける。チェッカーが迫る中、引き続きファイナルラップアタックに向かうと、1分27秒242とさらにタイムを縮めた。一方、最終ラップで自己ベストタイムを更新したライバルも多く、結果、山本選手は8番手でQ1通過を果たし、牧野選手へとバトンを繋いだ。
午後4時26分からのQ2は、やわらかな夕日が差し込む中でのアタックとなる。Q1と比べ、気温は1度下がったものの路面温度は変わらず。牧野選手は続々とタイムを上げるライバルたちを追いかけるようにしてアタックを行なうと、1分26秒420をマークしてトップに躍り出る。さらにもうワンラップアタックに向かったが、自己ベストタイムに約0.1秒及ばず。しかしながら、今シーズン初となるポールポジション獲得に成功した。なお、牧野選手にとっては昨シーズン最終戦もてぎ大会以来、自身2度目のポールポジションとなる。
「予選に向けて行なったセット変更が狙ったとおりではなかった」という山本選手だったが、「バランスに手を焼いたが、Q1を通過できたので仕事はできたと思う」とホッとした表情を見せた。そして、「クルマのポテンシャルをもっと見せたかったという悔しさがある」と言いつつ、決勝に向けては「一番前からスタートできるので、逃げ切れる強いレースをしたい」とシーズン初優勝に向けて健闘を誓った。また、自身の手でポールポジションを掴み取った牧野選手は、「Q1後、山本選手からのフィードバックを受けてやってもらったアジャストによって、気持ちよく走ることができた」と感謝しつつ、「ポールポジションを獲得したことはうれしいが、僕たちには開幕戦の借りがあるので、しっかりと頑張りたい」と、岡山戦での悔しさを糧にして善戦すると意気込んだ。