早いもので、2023年シーズンも後半戦に突入。前回の鈴鹿は酷暑とも言える暑さの中、条件的に厳しい状況を戦い抜いたチームクニミツNo.100 STANLEY NSX-GT。第2戦から続く連続入賞は果たしたが、さらに上位の結果を求めていたチームとしては、決して満足のいく戦いとは言い難いものだった。それだけに、第6戦こそ好機を確実につかみたい
一方、極めて厳しい暑さに見舞われた今夏。東北地方でも最高気温35度を超える猛暑日になることも珍しくなかった。9月に入ってもなお残暑が続くが、レースウィークを迎える中旬になっても、天候次第では強い日差しの下で攻防戦が繰り広げられる可能性もありそうだ。
舞台となる宮城・スポーツランドSUGOは1周が4kmにも満たないショートコースながら、高低差に富む一方、中高速コーナーが多いために難コースと言われる。また、攻めどころも多く、激戦になると思わぬ展開を見せることもあり、”魔物が棲む”とよく言われる。
NSX-GTはそのチャレンジングなコースを得意としており、昨シーズンはNo.100 STANLEY NSX-GTが46kgのサクセスウェイトを搭載する中、ホンダ勢トップとなる予選4番手を獲得していることを踏まえると、得意なコースでの躍進に期待が高まる。
ただ、今大会は、”燃リス”調整対象となる62kgのサクセスウェイトとなるため、予選でどこまで速さを披露できるかはわからない。しかし、決勝では着実なアプローチと緻密な戦略で安定感ある速さと粘りを見せたいところ。当然ながら、表彰台を視野に入れて好結果を狙っていく。