Photo:公式テスト岡山にて
2024年の開幕戦も間近。ホンダ陣営は新たに投入されたCIVIC TYPE R-GTを駆って臨むシーズンとなる。加えて、新たにレギュレーションが一部変更され、中でも車両のダウンフォース軽減によって大きな変化を強いられているだけに、どのチームも初戦に向けてまだまだ調整の真っ最中といえる。また、レースウィークで使用できるタイヤのセット数も昨年に続いてさらに1セット削減。予選方式もこれまでのノックアウト予選から、Q1、Q2の予選タイムを合算する新方式となった。速さに強みを持つ両選手を擁するチームとしては、望むところ。実力派のふたりが見せる渾身のタイムアタックにも注目していただきたい。
なにしろ、チームクニミツはコンビ不動の陣営。結成5年目を迎える山本尚貴、牧野任祐両選手のコミュニケーションも充実、スムーズな意思疎通を活かしてチームスタッフとの連携もますます深まっている。いずれにせよ、今シーズンはこれまでの方法とは異なるアプローチでシーズンを戦うことになるだろうが、そのなかで常に心がけているミスのないレースを続け、着実に確実に結果を残し、チャンピオン争いを繰り広げていきたい。
Photo:公式テスト岡山にて
昨シーズン後半は、山本選手がレース中に大怪我を負い、このオフシーズンは牧野選手が公式テストを欠席する事態となったが、そのなかでもこれまで培ってきたデータをもとに、着実に仕事を進めて今シーズンへの戦う準備を整えつつある。テストではおなじみ限定カラーリングでその勇姿を見せていたNo.100 STANLEY CIVIC TYPE R-GTだが、開幕の岡山ではどのようなカラーリングを披露するのか、こちらも注目の的。
まずは、2022年最終戦以来となる優勝に向けて好スタートを切り、タイトル奪還を目指していく。