またも雨に翻弄されることになったSUPER GT第8戦もてぎ。予選日が終日雨模様、翌日は打って変わって秋晴れの好天という落ち着きのないコンディションだった。そのなかでNo.100 STANLEY CIVIC TYPE R-GTは予選9位から決勝を6位で終えることになった。
タフな一戦でチームとしてのベストは尽くせたものの、タイトルを争うなかではライバルが優勝したことで、その点差が18点まで開くことに。このため、鈴鹿ではまず予選でのポールポジション獲得を目指して準備を進めることになる。
もてぎまでサクセスウェイトと燃料流量リストリクター径の1段階調整を強いられたNo.100 STANLEY CIVIC TYPE R-GT。今シーズンから投入されたCIVIC TYPE R-GTを操り、新たな予選方式や強豪のライバルとの戦いを展開するなかで、まさにタフなシーズンを過ごすことになったが、最終戦の鈴鹿では、開幕戦以来となるノーウェイトのガチンコ勝負で、力を出し切る所存だ。
本来であれば、9月上旬での一戦が延期されて12月の開催となるだけに、どのようなコンディションになるか未知数な部分も多い。冷えた気温のなか、理想的なアタックを完遂するためにタイヤをどう温め、クリアラップを取るのか。ドライバーの技量もさることながら、そのための”道具”をチームが一丸となって準備することが求められる。まさにチームの総力を挙げて挑む最終戦となる。
チャンピオンを目指す戦いでもあるが、まずはNo.100 STANLEY CIVIC TYPE R-GTとしてのベストレースをすること。ただシンプルに、ブレることなく突き進んでいきたい。