6月上旬に開催された第3戦からおよそ2ヶ月あまり。長いインターバルを経て、真夏の戦いが戻ってくる。来るSUPER GT第4戦の舞台は、静岡・富士スピードウェイ。シーズン2度目の一戦は、350kmのスプリントレースにて開催される。
前回の鈴鹿では、持ちうる力をできる限り引き出す走りに徹したものの、ライバルとのビッグファイトとはならず、どちらかと言えば厳しい戦いを強いられたと言える。それゆえ、今回の富士ではなんとしてもSTANLEY TEAM KUNIMITSUらしい底力をしっかり発揮したい。一方で、タフな展開のなかでも粘り強く戦うことで入賞を続けており、シリーズランキングではホンダ勢トップの5番手につけている。その堅調な流れを維持した上で、今大会ではさらに大きな成果を手にしたい。
富士では、40kgのサクセスウェイトを搭載して臨むが、シビックTYPE R-GTとして相性の良いコースを味方に、まずは予選で少しでも上位のグリッド獲得を目指していく。ここのところ、サーキットのある静岡県下では猛暑日が続いており、レースウィークも天候次第で酷暑になる可能性もあるが、そのなかで、山本尚貴、牧野任祐両選手による巧みなタイヤマネージメント、そしてチームが得意とする戦略を活かした走りが求められる。
なお、レースは350kmという距離制での一戦。今シーズンは開幕戦岡山で300kmの戦いを経験済みだが、真夏のスプリントレースは初となる。路面状況をうまく見極め、理想的なタイヤ使いをすることで強さ、速さを発揮できれば、チームが欲する結果を得ることができるはずだ。