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RESULT
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2024 AUTOBACS SUPER GT Round4 FUJI GT 350km RACE
予選:2024年8月3日 決勝:2024年8月4日
富士スピードウェイ(静岡県)
予選:晴/ドライ 決勝:晴/ドライ
公式練習:2位 予選:2位 決勝:2位
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搬入日から薄曇りの天気となった富士スピードウェイ。どんよりとした空模様となり、富士山の姿も見えぬまま。一方、蒸しっとした暑さを感じるコンディションでのレースは、過酷な展開になることを予想させた。
前回の鈴鹿戦からおよそ2ヶ月の期間を経て迎える今大会。これまでの戦績に合わせて40kgのサクセスウェイトを搭載したNo.100 STANLEY CIVIC TYPE R-GTでの速さ、強さを見せることが求められる。まずは午前9時からの公式練習でクルマのセッティング、選択したタイヤのフィーリングなどの確認作業に取り掛かった。
気温29度、路面温度38度のなか、セッション開始とともにまずは山本尚貴選手がコースへ。持ち込みのセッティングを確認する作業に入った。開始から20分過ぎにはセッション前半のチームベストタイムとなる1分29秒499をマークし、ピットへ。再び調整を行なうなど、およそ40分間にわたって走行を重ねた。
続けて牧野任祐選手がコースへ。GT300クラスとの混走枠がまだ30分近くあったが、その間にピットインを繰り返し、セッティング調整に着手する。迎えたGT500クラス専有走行でも続いてドライブを担当した牧野選手。セッション終盤に行なったアタックシミュレーションにおいてチームベストとなる1分28秒836をマーク。一旦トップに立ったが、その直後に64号車CIVICが0.145秒速いタイムを出したことから、No.100 STANLEY CIVIC TYPE R-GTは2番手でセッションを終了することになった。
2番手と好位置につけたNo.100 STANLEY CIVIC TYPE R-GTだが、山本、牧野両選手の表情はいまひとつ。トラブルなどではなく、自分たちが望んでいたセットアップではなかったと言い、これを受けてチームでは午後からの予選に向けて早速修正作業に取り掛かった。
サポートレースでのアクシデントの影響を受け、午後からの予選開始が5分遅延。よってGT500クラスのQ1セッションは、午後3時3分からとなる。この時点で気温は33度、路面温度は55度と大きく上昇。2回の予選セッションから翌日決勝のスタートまで1セットのタイヤを使用することから、巧みなタイヤマネージメントが問われるのは言うまでもない。
Q1担当としてコースに向かった牧野選手。タフなコンディションの下、アタックに臨むと残り1分の時点で1分26秒026をマークし、トップに躍り出る。また、うしろからは次々とライバルたちがチェッカーを受けたが、誰ひとり牧野選手のタイムを更新することはなく、このままトップ通過を果たした。
GT300クラスのQ2を経て、午後3時59分にスタートしたGT500クラスのQ2。気温は31度、路面温度は51度まで下がったが、依然としてタフなコンディションが続く。コースインした山本選手はユーズドタイヤでアタックに向かうと、1分28秒651のタイムで暫定で3番手につける。しかし、その後にチェッカーを受けた他車がこれを上回り、最終的に6番手でQ2を終了した。結果、合算タイムによってNo.100 STANLEY CIVIC TYPE R-GTは、2位の決勝グリッドを獲得。翌日の350kmレースでは、フロントロウからスタートを切ることになった。
「公式練習であまり調子が良くなかったが、予選に向けてチームがしっかりとクルマを戻してくれた。さらには牧野選手がいいアタックを見せてくれたことが、予選2位に繋がった」と山本選手。同じフロントロウの8号車CIVICのサクセスウェイトが6kgであるのに対し、40kgのサクセスウェイトを積むNo.100 STANLEY CIVIC TYPE R-GTにとっては、決してラクな戦いではないが、「決勝でも改めてがんばりたい」と意欲を見せた。また、渾身のアタックを見せた牧野選手は、予選2位を「順当な結果だった」と冷静にコメント。「朝の走行後にセットアップの見直したことで、クルマのパフォーマンスが戻ったとのこと。「ポールの8号車とはサクセスウェイトが違うので、明日のレースではしっかりと優勝を狙いたい」と明日の目標を掲げていた。